・子供を自立させるためには”禁止”ではなく”許可”を出さなければならない。

   

子供ってホント、不思議とやっちゃいけないことばかりしますよね。

子供は大人に比べて、まだ知識も経験も当然少ないです。

だから社会での一般常識もしっかり身についてないし、経験も少ないから「こういうことをやったら、どうなるか?」といった先の予測もなかなか出来ません。

大人が予測出来ないようなことをやってしまう子供、そしてその責任を負うのは保護者である親。

…ついガミガミ言ってしまいますよね。

 

その気持ち、すごく良く分かります。

子供の将来のことを思えば、今の内に良いことと悪いことをしっかり教えておかないと、子供自身が困ることにもなりますしね。

でもね、もし親であるあなたが子供の将来を真剣に考えているのなら、そのガミガミ、ちょっと待ってもらいたいんです。

 

親というのは、良かれと思って子供にいろいろ言うわけですが、実は子供にいろいろ言い過ぎてしまうと、逆に子供自身が大人になってから困ることになってしまうのです。

 

スポンサードリンク


 

 子供の行動に禁止を出すと、なぜ子供が困ることになるのか?

「あれもダメ」

「これもダメ」

子供を相手していると、こういうセリフがもう口ぐせのようになってしまいますよね。

子供のやることなすこと全て禁止!みたいな。

 

でもね、出来るかぎり子供に対し「禁止」ではなく「許可」を出してあげてほしいんです。

もちろんやってはいけないことをした時は、ちゃんと教えてあげないといけません。

「何でもやっていい」なんて言うわけには当然いきません。

でも可能な限り、子供には「許可」を出してあげてほしいんです。

そして子供を見守ってあげてください。

 

 

『子供の行動に対し「禁止」を出し過ぎると、子供自身が大人になってから困ることになる』

これはどういうことかというと、子供の頃に親や身近な大人から自分の行動を日常的に禁止されたり、逆に自分の意思とは関係なく自分の行動をいつも他人に決められていると、人から許可や同意をしてもらわないと何も出来ない大人になってしまうんです

何をするにも周りの目が気になり、人からオーケーをもらえないと不安でたまらない…

自分の意思では何一つ決められない人間になってしまうんです。

 

なぜここまで言い切るのかというと、実は僕自身がそうだったからです。

僕は厳しい父親に育てられ、大きくなるまで自分のことは何一つ自分で決めてきませんでした。

常に父親の指示に従い、父親の決めたレールの上だけを走っていく。

僕は、自分の意思を持たずに生きてきました。

そして大人になったとたん、急に自分のことは全て自分で決めないといけなくなる。

自分の責任で、全て決断しなければいけない。

…もう、どうしたらいいのか分からなくなりました。

 

就職してからも、僕はひたすら他人の指示に従うことしか出来ませんでした。

自分が一体どうしたいのかすらも分からない、ずっと自分の人生を生きることが出来なかったのです。

 

 

もちろん人それぞれ、置かれている状況や囲まれている人間関係も違います。

だから100%僕が正しい、100%僕の言う通りになる、というわけではありません。

ただ、子供の行動や考えに対し「禁止」を出し過ぎると、以前の僕のような人間になる危険性は大いにあります。

だから、出来る範囲でいいので「禁止」を減らし、「許可」を出すようにしてあげて下さい。

 

そして子供が何か失敗をしたら、なぜそうなったかを一緒に考えてあげ、自分の取った行動には責任が伴うことを少しずつ教えてあげて下さい。

当然ですが、子供は何かあっても責任を取ることは出来ません。

そのために保護者として、親や身近な大人がいます。

でもいずれ大人になれば、自分のとった行動は全て自分で責任を取らないといけなくなります。

その時のために、その子の年齢や成長に応じて少しずつ、そのことを僕ら保護者は子供に教えていく必要があります。

 

 

子育てというのは、いつの時代も親の思うようにいかないものです。

子供の行動を見ていると、

「あれもダメ」

「これもダメ」

…つい言ってしまいます。

でも大切なのは子供にやらせないことではなく、子供に自分でやらせて、そして自分の頭でそれが良いか悪いか考えさせること。

自分の頭で考え、判断や選択をさせることです。

 

子供はいずれ、大人になります。

大人になった時、自分の頭で考え、自分の力で問題を解決出来る力を身に付けさせるためには、「禁止」してブレーキをかけるのではなく、「許可」して自分でやらせ、そして考えさせること。

自分の頭で考える習慣を身に付けさせることが大切です。

責任を負うのが親である以上、親の許容範囲を超えるような行動に対してはブレーキをかけないと、取り返しのつかないことになってしまいます。

でも親の許容範囲内であるなら、出来るだけその子の意思に任せてみてください。

自分で経験してみないことには、何も身に付きません。

やってみなければ、いくら知識を積み重ねても、その知識は知恵に変わってくれません。

 

子供の将来のためにも、「禁止」ではなく「許可」を出してあげてみて下さい。

 

 

【記事一覧はこちら】

 

 - ■仁の子育て論 , ,