・子供を叱るのが親の役目ではない、失敗の経験こそが子供を成長させる。

   

子供って、必ずやらかしてしまうものですよね。

大小様々な失敗をしたり、または他人を怪我させたり迷惑をかけてしまったり…

いろいろあると思います。

 

そしてその後始末をするのは、保護者である親です。

子供の失敗に対していろいろ対応したり、場合によっては菓子折を持って謝りに行かないといけない時もあると思います。

そしてその後子供に、

「何であんなことしたんだ!」

「もう二度と同じ失敗をするなよ!」

こんな感じで叱ると思います。

 

この “子供を叱る行為” 、子供のことを思えばこその行動ですよね。

もう同じことで子供が失敗してしまわないよう、あえて叱るわけです。

 

でも、もしかしてあなたは「失敗=悪いこと」と考えていませんか?

間違いを犯してはダメだと考えていませんか?

もしそうなら、叱るのをちょっと待ってもらいたいのです。

 

実は、子供は失敗をするべきなんです。

いや、失敗しないといけないんです。

そしてそれに対し、場合によっては叱る必要も全く無いんです。

 

今回は、子供が失敗をしてしまった、他人に迷惑をかけてしまった、そんな時に親が取るべき対応について話していきます。

 

スポンサードリンク


 

 子供は失敗しなければならない

まず当然の前提として、子供は失敗したり、周りに迷惑をかけてしまうものです。

 

子供は大人に比べ、まだ知識も経験も未熟です。

社会のルールやマナーを知りません。

他人の気持ちもなかなか理解出来ません。

経験が無いため、先の予測も大人のようには出来ません。

 

だから失敗して当たり前なんです。

周りに迷惑かけて当たり前なんです。

 

そして、失敗という経験を積まなければ学ぶことは出来ません。

人は基本的に、痛い思いをしなければ学ばないものです。

これは大人も子供も同じ。

 

失敗するからこそ賢くなる。

自分が痛い思いをするからこそ、人の痛みが分かるようになる。

失敗が多ければ多いほど、そしてそこから学べば学ぶほど、人としての厚みが出てくる。

 

人が成長するためには、失敗の経験が必要なんです。

子供に失敗させないようにするのではなく、むしろ子供は失敗すべきなんです。

失敗は決して悪いことではない、むしろ必要なものなんです。

 

 

 

 大きな失敗こそ叱る必要は無い

でも僕ら大人は、子供が失敗したり周りに迷惑をかけてしまうと、そのことを責め、叱ります。

その結果子供は、出来るだけ失敗しないよう常に無難な道を選ぶようになります。

チャレンジすることを恐れ、自分の可能性を自ら閉ざしていきます。

また、周りに迷惑をかけないよう人の目ばかりを気にし、委縮した人間になっていきます。

 

もちろん子供を叱ってしまう気持ちは、分かります。

時には叱らなければならない時も、当然あります。

でも子供のやった失敗が大きければ大きいほど、そこで強く叱らないでほしいんです。

「どうしてあんなことをやったんだ!?」などと、問い詰めないでほしいんです。

 

いくら問い詰めたところで、子供にはその理由は答えられません。

聞かれたところで、実は子供にもよく分からないんです。

子供は大人のように、悪気があってやってるわけではありません。

もし大人のように悪気があってやったのなら、その行為そのものがいけないことだと反省出来ます。

でも悪気があってやったのではないのなら、叱る行為というのは下手すればその子供の存在そのものを否定しかねないことになります。

だから子供が失敗した時は、叱るのではなく、なぜそれがいけないのか、落ち着いて客観的に教えてあげなければならないのです。

 

そしてその失敗が大きければ大きいほど、子供は「自分が悪いことをした」「迷惑をかけてしまった」ということに気づいています。

あえて叱らなくても、もう自分で後悔しているんです。

それだけで、子供はすでに制裁を受けているんです。

だから失敗が大きいほど、叱る必要は無いんです。

 

 

 

 子供が失敗した時こそ親の出番

そして子供が何か失敗した、他人に迷惑をかけてしまった、そんな時こそ親の出番です。

子供を責めるのではなく、

「俺(私)に任せろ。こういう時のために俺(私)がいるんだから。」

と子供に言ってあげて下さい。

 

そして、親として、一人の人間として、どういう対応をするべきなのか、その手本を子供に見せてあげて下さい。

謝るべき相手がいるのであれば、ちゃんと謝る。

きちんと謝る姿を子供に見せる。

 

そんな親の姿を見たら、子供は

「自分のせいで親にあんなカッコ悪いことをさせてしまった…」

と思い、

「もう二度とあんなこと、しないようにしよう」

そう考えるようになります。

親の誠実な姿を見て、子供はちゃんと反省します。

 

僕も子供の頃、自分のせいで何度か親に頭を下げさせた経験があります。

自分のせいで親に情けないことをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになったのを今でも覚えています。

だから子供が大きな失敗をした時こそ、「二度とあんなことするなよ!!」なんて言う必要は無いんです。

 

 

そしてもし可能であれば、後で

「お父さん(お母さん)も、子供の頃に同じような失敗をしてね…」

みたいな話をしてあげて下さい。

そして

「失敗してもいい、そのために親がいるんだからね。その失敗からあなたが何を学んだかが一番大事なんだよ。」

ということを伝えてあげて下さい。

 

 

子供にはどんどん失敗させてあげて下さい。

失敗を恐れずチャレンジする勇気、そしてその失敗から学び取る力を身につけさせてあげて下さい。

そして、子供が失敗した時こそ親の出番。

あなたの出番です。

 

 

【記事一覧はこちら】

 

 - ■仁の子育て論 , , ,