・何を言っても黙り込んでしまう…いくら叱っても話を聞いているのかさえ分からない…そんな我が子への対処法

   

子供が悪いことや間違ったことをした時、親として子供を叱ったりお説教をしたりすることがあると思います。

 

なぜ子供を叱るのかというと、

「子供のやった行為が、なぜいけないのか」

「その行為が周りにどんな迷惑をかけてしまうのか」

そういったことに気づかせ、もう二度と繰り返させないようにするためですよね。

自分のやったことがなぜいけなかったのか、それを理解することによって子供自身も今後困ることが無くなります。

子供のことを思えばこそ、叱ったり説教をしたりするわけです。

 

でも子供を叱った時、子供が黙り込んでしまうことってありませんか?

何を言っても答えない、何を聞いても黙っている、無言のまま…

こちらの言っていることを、ちゃんと理解しているのか?

ちゃんと反省しているのか?

そもそも、こちらの話は耳に入っているのか…?

 

いくら一生懸命話しても子供が何もリアクションをしないと、こちらとしてはだんだんイライラしてきますよね。

こちらの言うことに対してちゃんと返事をしなければ、ちゃんと聞いてくれてるのか、ちゃんと理解してくれてるのかさえ分かりません。

 

こういう場合って、つい口調がきつくなってしまったり、子供をさらに責めてしまうような言い方になってしまったりするものです。

でもここで、落ち着いて子供のことをよく観察してもらいたいのです。

実は子供にとって無言というのは、数ある返事の仕方のひとつなんです。

無言によって、自分の気持ちを表しているんです。

 

どういうことか、説明していきますね。

 

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 無言の理由と、その対処法とは

親や大人から叱られた時、子供はなぜ何も答えず無言になってしまうのでしょうか?

それはその時の状況や、親との普段の関係によって違ってくると思います。

 

例えば僕の幼少期の場合だと、親は絶対的な存在でした。

僕は母親から叱られたことは一度もないんですが、父親からはいつも頻繁に叱られていました。

子供時代の僕はとにかく父親が怖くて、いつも怯えていました。

だから父親から叱られた時は、言い訳など一切せず、ひたすら黙り込んでいました。

父親に対しては怖くて何も言えない。

叱られた時は、ただひたすら黙って嵐が過ぎ去るのをジーッと待っていました。

 

または、場合によっては子供自身に後ろめたい気持ちがあって言い訳が出来ない…なんてこともあるかもしれませんね。

明らかに自分が悪いから何も言えなかったり、事の重大さに気づいて言葉が出ない、なんてこともあるかもしれません。

 

子供が黙り込んでしまう理由というのは、いろいろあると思います。

でもどういう理由であれ、叱られた時に黙り込んでしまうという行動には、ある共通する心理があります。

その共通する心理とは、叱られている理由がどういう理由であれ

「何を言っても今の自分は受け入れてもらえない」

という思いを心に持っているということです。

何を言っても相手に聞き入れてもらえないと思っている、ある意味自分の気持ちを相手に理解してもらうことを諦めてしまっているから何も言わない、無言なんです。

 

これが、子供が自分に自信を持っていたり、または相手に話を聞いてもらえる・自分の意見や気持ちを相手に受け止めてもらえるという確信があれば、何かしらの発言をするはずです。

自分の行動や考えに自信があれば、例え怒られようと、子供は言い返してきます。

自分の話をちゃんと聞いてもらえるという確信があれば、その時の自分の考えや気持ちを言葉にして表現しようとします。

 

何も言わないのは、その子供の根底に

「自分は相手(親)に受け入れてもらえるわけない」

「自分は受け入れてもらえるような人間ではない」

そういった自己評価の低さがあるからなんです。

何も言わないのではなく、何も言えないのです。

 

だから、叱られたことに対し何も答えない、反省や謝罪の言葉を一切口にしないからと言って、その子が反省していないわけではないのです。

話を聞いていないわけでもないのです。

返事をしたくても、出来ないのです。

自分の発言を相手に受け入れてもらえる確信が持てないから、反省の言葉さえも言えないのです。

 

そして、子供が反省や謝罪の言葉を言わないからと言ってさらに強く叱ってしまうと、子供はさらに自分の殻に閉じこもっていきます。

自分の殻の中で、自己評価をもっともっと下げていきます。

黙り込んでいる子供を叱ることは、逆効果でしかないんです。

 

だから子供を叱ったり注意した時、もし子供が黙り込んで何も言わない、一切リアクションをしないような状態になったら、その行動そのものが子供にとっての返事なんだと受け止めてあげてください。

そして心を落ち着けて子供と向き合い、なぜ黙り込んでいるのか、なぜ何も言わないのか、その子になったつもりで考えてみて下さい。

そして子供が何も言わずに黙り込んでいる原因が分かれば、その原因を取り除いてあげて下さい。

 

子供が発言しにくい雰囲であるなら、叱るのを一旦やめて話しやすい雰囲気を作ってあげる。

ふて腐れて何も言わないのなら、まずはその子の気持ちを理解してあげ、固くなった気持ちを解きほぐしてあげる。

不安そうな目をしているなら、まずはその子の味方になって安心させてあげる。

 

子供が「自分の気持ちや考えを素直に表現してもいいんだ」と思えるような環境や関係を築いてあげてください。

 

 

自己評価の低い子供ほど、自分の考えや気持ちを言葉で表現するのが苦手です。

自分の考えや自分の気持ちを素直に言ってしまってもいいのかどうか、いつも不安に思っています。

子供にとっての一番の味方は、親であるあなた。

または親代わりをしているあなたです。

 

ぜひ、あなたが子供にとっての一番の味方であることを、子供に伝えてあげてください。

何があっても子供の味方でいることを、あなたの子供に伝えてあげてください。

それが子供にとって、一番の力になります。

子供にとっての、一番の勇気の源となります。

それが、子供の自己肯定感を上げるための最大の原動力です。

 

 

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