・子供の食事マナーが悪い…好き嫌いが激しい…子供を注意する前にこれを読んでください

      2016/11/15

食事のマナー、あなたは子供にどのように教えていますか?

 

子供、特に小さい時期は、食べる端からボロボロ食べ物をこぼしたりしますよね。

汁物なんかをこぼして机や床や服を汚すこともあれば、せっかく用意した食事を食べなかったり。

また子供が大きくなってくると、食事中に肘を付きながら食べたり、器に手を添えずに片手で食べたりなど、行儀の悪さが気になってしまいますよね。

 

子供が大きくなってから恥をかいてはいけない、またはあの親は子供にちゃんとマナーを教えることが出来てないなんて言われたくない。

そう思うと、子供の食事マナーの一つひとつが気になって仕方がありませんよね。

注意せずにはいられなくなります。

 

でもね、子供に注意する前に、ちょっと待ってほしいんです。

正しい食事マナーを身に付けさせたい気持ちはよく分かるんですが、それよりももっともっと大事なことがあるんです。

これに気づかなければ、子供の人生そのものに大きな悪影響を及ぼしてしまうこととなります。

 

今回は、食事における “最も大切なこと” について話していきます。

 

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 食事における “最も大切なこと” とは…?

実は僕、人に比べて食に対する興味というものが極端に少ないんです。

食事の楽しみというものが、感覚的によく理解出来ないんです。

 

周りのみんなの会話を聞いてると、

「あのお店の料理、すごく美味しいらしいから行ってみたいね」とか、

「今日の会社の忘年会で行く店、美味しくて評判だから楽しみだ」とか、

ご飯を食べるのが楽しみだ、みたいな話をよく聞くんですが、そういった会話を聞くと、「腹に入れば同じじゃないか」とつい思ってしまうんです。

僕にとって食事とは、食べなければ生命や肉体を維持できない、空腹感を解消するために仕方なく食べる、そんな感覚なんです。

 

なぜ僕は、食事に対して楽しみや喜びを見いだせないんだろう…

考え続けた結果、ある事実に行き着きました。

「僕は子供時代に、楽しくご飯を食べた記憶がほとんどない…」

 

 

僕は子供の頃から、父親から厳しく育てられてきました。

だから父親が家にいる時は、常に緊張の糸が張った状態。

そして食事の時も、やっぱり同じ。

うちの父親は食事のマナーに関してはそこまでうるさく言いませんでしたが、食事の時も常に父親の視線を意識しながら食べていました。

二十歳ぐらいになるまでは、食事の時に正座を崩したことは一度もありません。

正座を無理矢理強要されたわけではないと思いますが、足を崩してリラックスすることが出来ない、常に緊張した状態で食事をしていたように記憶してます。

 

僕にとって食事とは、楽しい団らんの中で食べるものではない。

怒られる前にサッと済ませるもの。

無駄口を叩かず、残さずきれいに食べきることが義務。

僕の子供時代の記憶の中には、楽しい食事など存在していませんでした。

 

 

人間の記憶というのは、その時のその状態をそのまま記憶しているわけではありません。

起こった事実を、そのまま客観的に記憶しているわけではありません。

人の記憶というのは必ず、その時に沸き起こった感情と共にインプットされます。

 

そして感情が全く揺れ動かないような出来事は、なかなか記憶に残りません。

逆に感情が大きく揺れ動いたような出来事は、強烈に記憶に刻み込まれます。

その時の感情と共に、何割増しかで記憶の中にインプットされます。

 

例えば、とても悔しい思いや辛い思い、またはすごく楽しかったり嬉しかったことなんかは、よく覚えていませんか?

しかもそういった出来事って、何度も思い出したりしますよね。

感情が大きく揺れ動いた出来事というのは、その時の感情と共に強烈に記憶に刻み込まれ、そしてそれを何度も思い返すことによってその時の記憶をさらに強化していくのです。

 

つまり食事をしている時に和やかな雰囲気で楽しく食べると、その人にとって食事とは楽しいものだと記憶にインプットされます。

逆に僕のように、緊張状態でまるで義務であるかのような食事をしていると、その人にとっての食事は喜びとは程遠いものになってしまいます。

 

あなたはどうですか?

子供の食事マナーが悪いからといって厳しく注意したり、または子供が食べられないものを無理矢理食べさせたりしてませんか?

 

確かに食事のマナーは大切です。

マナーが悪いと相手に不快感を与えることもあります。

好き嫌いをしていると、栄養バランスが偏って健康状態にも悪影響を与えてしまいます。

 

でもそんなことより、もっと大切なことがあります。

それは「楽しく食事をすること」です。

食事をする時は、お父さん・お母さんが笑顔で楽しく食事をしてあげてください。

多少マナーが悪くたって、どうってことありません。

少々汚したって、叱らないであげてください。

 

行儀良くマナーを守って食事をすることの前に、まずは食事を楽しく食べることが何よりも大切なんです。

お父さん・お母さんも毎日仕事や家事をしながら、子供の栄養バランスを考えて食事を作るのは本当に大変だと思います。

でも無理をしてイライラしながら食事を作るのなら、レトルトにしたり、お店で弁当を買ってきたりしてください。

もちろん毎日それだと当然良くないですが、ピリピリイライラした雰囲気の中で子供に食事をさせるぐらいなら、もっと笑顔で食事が出来る方法を取るべきです。

 

これは決して手抜きなどではありません。

栄養バランスももちろん大切です。

ですが、それ以上にどんな雰囲気・どんな気持ちで食べさせるかが大切なんです。

 

マナーは本人が意識して身に付けようと思えば、いつでも身に付けられます。

基本的なことさえちゃんと教えてあげれば、後は子供本人が自分で考えて自分で身に付けていくものです。

心配はいりません。

 

子供が食事をとる時は、和やかな楽しい雰囲気で食べさせてあげてください。

出来ればお父さん・お母さんが一緒にご飯を食べてあげてください。

笑顔で食事が楽しめるような雰囲気の中で、一緒に食事をとってあげてください。

 

食事のマナーは大切です。

栄養のバランスも、同じく大切です。

でもそれ以上に、食事そのものを子供に楽しませてあげてください。

食事は楽しいものだと思わせてあげてくださいね。

(でもジャンクフードは、極力避けてあげてくださいね…)

 

 

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