子育て㉔:思わず子供を叩いてしまう…感情が抑えられない…虐待の連鎖に悩むあなたへ

仁の子育て論

思わずカッとなって子供を叩いてしまう…
ちょっとしたことでも感情的になって子供を責め立ててしまう…

人を一人育てていくというのは、本当に大変なことです。どんな親も、みんな頭を悩ませながら子育てをしています。

状況によっては、つい子供に手を上げてしまったり、言葉や態度によって子供を精神的に追い詰めてしまう、なんてこともあると思います。
または「虐待の連鎖」という言葉もあるように、親から受けた虐待を、自分の子供にも同じようにやってしまう、なんてこともあると思います。

今回は、良くないと思いながらもつい子供に手を上げてしまったり責め立ててしまう、そんな悩みに対し僕なりの考えを話させてもらおうと思います。

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子供を叱る際の基準

まず最初に言っておきますが、子供に対し感情的になってしまうことは、全くおかしいことではありません。

僕らは人間だから、当然感情があります。感情的になることがあっても、全く不思議ではありません。逆に全く感情を表に出さない人に育てられる方が、その子の将来が心配ですね。

でも子供に対し怒りの感情を抑えることが出来ない、感情のコントロールが全くきかなくなる、となってしまうと、いろいろ問題が出てきます。思わず子供を酷く叩いてしまったり、酷すぎる罰を与えてしまったり、子供を逃げ場のないところまでとことん追い詰めてしまったり…

なぜそこまでイライラしてしまうのか。
なぜ自分でコントロール出来ないまでに感情が暴走してしまうのか。

 

いろいろ原因はあると思います。
例えば自分の子供が言うことを聞かない、こちらの思うように行動してくれない。するとイライラしてしまいますよね。

ではその基準となるもの、子供がどこまで親の言うことを聞けばいいのか、どの程度こちらの思うように行動してくれたら納得できるのか。その線引きはどうやって決められているのか。

おそらくその基準は、親自身の子供時代の育てられ方にその根っこはあると思います。
「私が子供の時は、それを我慢してやってきた。親から言われたことを我慢してやってきた。なのに何でこの子はそれをしないの?出来ないの?やろうとしないの?なんで!?」

多くは、親自身の子供時代の育てられ方が基準となっています。
自分もやってきたから子供も同じようにやらないといけない、出来ないといけない。そうやって親自身の持つ基準や感覚などのモノサシを、子供にも当てはめようとしている。親とは別の人間、別人格である我が子を、親の基準で図ろうとしているのです。

または中には、周りの子たちが出来てるんだから自分の子も出来ないといけない、周りと同じように出来ないといけない、そうやって周りの子たちを基準にしている場合もあると思います。

 

でもここでちょっと考えてもらいたいのですが、人間関係の基本として、他人は自分の思うように操ることは出来ません。自分にとって都合よく他人を動かすことは出来ません。表面上の行動は操ることは出来ても、その人間の心や感情・気持ちまではこちらの思う通りには動かせないのです。自分の子供や夫・妻・家族も含め、自分以外の人間を自分の思うように操ることなど、そもそも誰にも出来ないことなんです。

子供には子供なりの価値観や考え方があります。子供なりの基準というものがあります。
そして親の基準と子供の基準は、同じではありません。だから親の基準と全く同じものを子供にも共有させること自体、無理があるんです。親と子供は別人格、違う人間なのですから。

体罰をする親自身が苦しんでいる

「子供=自分以外の人間」を、親自身の基準に当てはめて言うとおりにさせようとしても、子供はすんなり言うことを聞こうとしない。するとイライラしたり感情的になってしまうこともあると思います。

でもそれが、なぜ自分がコントロール出来ないほどまでに感情的になってしまうのか、なぜ暴力を振るうまでにエスカレートしてしまうのか。そしてなぜ虐待は連鎖してしまうのか。

特に親から虐待などを受けて育った人は、虐待の怖さが身に染みてわかっているはず。自分自身が嫌な思いをしながら育てられてきたのに、なぜ自分の子供にも同じことをしてしまうのか?なぜ我が子にも、同じように辛い思いをさせてしまうのか?

 

子供を虐待してしまう原因というのは、その人その人によって違ってくると思います。単に状況的に余裕が無くなれば、誰しも虐待をしてしまう可能性は出てくると思います。

仕事が上手くいかない、夫婦仲が険悪、親との関係が難しい、経済的に苦しい、誰も助けてくれない、もういっぱいいっぱい…
そんな余裕のない状況になれば、誰だってイライラしてしまうと思います。つい子供に当たってしまうこともあるかもしれません。

でもちょっと思い出してもらってみてもいいですか?
もしあなたが我が子に手を上げてしまう、我が子に対し必要以上にきつく当たってしまう、または虐待の連鎖が起こってしまっているのなら、あなたの子供時代をちょっと思い出してみてもらいたいのです。

あなたは子供時代、どうでした?
あなたのお父さんやお母さん、身近な大人たちとの関係はどうでした?

 

もし違っていたらごめんなさい。
もしかして、あなたは子供時代に親や身近な大人から虐待を受けていたり、とても厳しく躾けられたりしてきませんでしたか?

親から酷く感情的に責められたり、ミスや失敗をしても許してもらえなかったり、言葉の暴力を受けてきたり…

あなたは子供時代、安心して親や身近な大人に甘えたり頼ったりすることが出来なかったのではないですか?

 

人というのは、親や親しい大人に対し、甘えと反発(反抗)を繰り返しながら成長します。
甘えとは依存すること、反発(反抗)とは自立しようとする心の表れ。
そして親にしっかり甘え、心から安心できているからこそ
「親の手を借りずに自分の力でやってみたい」
そういったチャレンジ精神が生まれてきます。

でも親に甘えることが出来なければ、心は不安だらけで前向きなチャレンジ精神など生まれてきません。「やってみたい」ではなく「やらないといけない」という後ろ向きな発想しか生まれてきません。

だから親にじゅうぶん甘え(依存)させてもらえた子供ほど、実は精神的な自立がしっかり出来るのです。精神的な部分で大人になるためには、依存体験がとても大切なんです。

 

では子供の頃にじゅうぶん依存させてもらえなかったらどうなるか?
子供の頃にじゅうぶんな依存体験が無いと、大人になってからも依存させてもらえるものを探し続けることとなります。

例えば若い子がいわゆる劇的な大恋愛をしたり、または極端に年上の相手とばかり恋愛してしまうのも、子供時代に満たされなかった依存心を無意識に満たそうとしているからなのではないかと思います。

そしてそのまま依存心が満たされることなく大人になり、親になってしまうとどうなるか?

今度は自分の子供に依存してしまうこととなります。
でももちろんもう大人なので、子供の頃のような甘え方は当然しません。

じゃあどういう依存の仕方をするのかというと、例えば子供に過剰なまでの期待を寄せたり、親の理想通りの子供に育てようとする。つまり、親にとって都合の良い子供に育てようとする、親の満足できるような子供に育てようとする、そうやって親にとって都合の良いように子供を躾けたり行動させたりしようとするようになります。

でも当然ですが、子供は親の思うようには動かない。親の言う通りには行動してくれない。そうすると、親の依存心は満たされません。

その結果、力ずくで言うことを聞かせようと子供を虐待したり、躾を厳しくしすぎたり、言葉や態度によって子供を精神的に追い詰めるようなことをしてしまうのです。

子供を虐待してしまう理由、虐待の連鎖が起こってしまう理由、それは「自分が親から虐待などを受けてきたから自分の子供にもつい同じことをしてしまう」なんて単純な理由ではなく、子供時代に満たしてもらうことの出来なかった依存心を自分の子供によって満たそうとしてしまうことによって、虐待は起こるのです。

 

もしあなたが、自分の子供につい手を上げてしまう、子供を必要以上に責めてしまう、そしてそれによってあなた自身の中に後悔の念があるのなら、自分を責めるのはどうかもうやめてあげてください。

なぜならあなた自身が一番辛い思いをしているはずだから。あなたが一番苦しんでいるはずだから。

あなたはこれまでずっと辛い思いをしてきたんじゃないですか?
そして誰にも理解してもらえず、一人で苦しんできたんじゃないですか?

そしてあなたは子供の頃、甘えたい時に安心して親に甘えさせてもらうことが出来なかったのではないですか?これまで心の中にずっと不安を抱えながら生きてきたのではないですか?

でも、それでもあなたは頑張って生きてきた。
迷ったり悩んだりしながらも、ここまで生きてきた。
いろんな思いを抱えながらもここまで歩いてきたんです。これまでじゅうぶん頑張ってきた、だからもう自分を責めるようなことはしないでください。

 

そして、これまで自分がじゅうぶん甘えることが出来なかったこと、不安な思いをしてきたこと、寂しい思い、悲しい思い、いろんな思いをしてきたこと、そしてそれでもここまで頑張ってきたことに、自分でちゃんと気づいてあげてください。

「私はここまで本当によく頑張ってきた」
そして
「これまで辛い思いにちゃんと気づいてあげられなくて、ごめん」
そう自分に語りかけてあげてください。
自分の辛かった気持ちを、自分の手でちゃんと受け止めてあげるんです。

 

あなたにとっての一番の味方は誰ですか?
親ですか?
夫(妻)ですか?
きょうだいですか?
友人ですか?

あなたにとっての一番の味方、それはあなた自身です。

あなたが生まれた時から、そばでずっとあなたを見続けてきた。あなたの気持ち、辛い時、悲しい時、嬉しい時、楽しい時、その全ての瞬間を見てきたのはあなた自身です。

自分のことを一番理解しているのは、他の誰でもない、自分自身なんです。
あなたにとっての一番の味方はあなた自身なんです。

その一番の味方であるはずのあなたが、自分を責めてどうするんです?
自分を痛めつけて、どうするんですか。

どうか自分を守ってあげてください。
自分の心を守ってあげてください。
私はこれまでよく頑張ってきた、よく辛抱してきた、そうやって自分を褒めてあげてください。

 

そして可能であれば、いろいろな問題を自分の中だけで抱え込まないようにしてください。出来るだけ他人の手を借りるようにしてください。

身近にもし助けてくれる人がいれば、助けてもらう。
相談や愚痴を聞いてくれる人がいれば、聞いてもらう(もちろんあなたばかりが一方的に話すのではなくお互いに)。

もしいなければ、ネットでも相談できるところは探せます。子育てに関する本やネット記事だって、あります。もし良かったら、僕のブログにコメントをくれたっていいです。

一人の力では、限界があります。でも他の人の力や知恵を借りれば、必ず道は開けます。

子育ては、人生最大の大仕事。僕も子育てで悩むことはいっぱいありますが、あなたさえ良ければ僕と一緒に歩んでいきましょう。

 

【仁の子育て論 一覧】

メッセージ

  1. より:

    涙が出ました… 私は本当に小さいときから両親の喧嘩を聞いて育ちました。甘えさせてもらった記憶もあまりなく いい子でいようとずっとずっと思って生きてきました。結婚し二児の母になり 自分のような思いはさせたくないも思いながらも 何故か思い通りにならないと怒れて 手が出てしまうことがあり…落ち込むばかり… 責めたくないのに思わず責めてしまう…特に上の子を…自分の理想の子どもにしたい気持ちが強いのだと 気付き 今の子どものありのままを受け止めて しっかりと甘えさせて上げようと 自分の気持ちを切り替えた時に仁さんの記事に出会いました。 幼少期から成人まで 本当に自分を取り繕って いい子で来ました。本当の自分を隠して 辛くて…辛くて… 仁さん記事に救われました… 本当にありがとうございます。今からでも 子どもたち間に合いますよね?頑張ります‼️

    • 仁(jin) より:

      春さん、メッセージありがとうございます。
      そして返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

      春さんとは違うかもしれませんが、僕自身も一度も父親に甘えた記憶が無く、常に気を張って油断せず心を許すこともなく生きてきました。
      ずっと自分の居場所を見つけることが出来ずに生きてきました。

      だから僕の子供には、絶対に自分とは同じ思いをさせてはならないと思っていました。
      でも自分の未熟さゆえに、子供が幼い頃に何度か激しく怒鳴って叱ったりしてしまったことがある。
      どうしようもないくらい、ダメな父親でした。

      でも僕は、自分の未熟さを認め、受け入れた。
      例えば、つい感情的になって子供を怒鳴ってしまったなら、後で必ず
      「さっきはごめん。ついカーっとなって頭に血がのぼってしまってた。お父さんがまだまだ未熟だったよ。」
      そういって自分の非を認め、子供相手でもきちんと謝る。

      子供といえど、独立した人格を持つ一人の人間。
      年齢や経験は僕ら大人とは違えど、人間としての価値は変わらない。
      だから僕は、子供相手に同じ目線で議論や対話をする。
      子供の話や考えをきちんと聞き、認め、共感し、しっかり尊重した上で、「お父さんだったら、こう思うな。」と僕自身の考えも言う。

      元々子供には向上心が備わっており、「もっと知りたい」「もっとやってみたい」「もっと出来るようになりたい」といった意欲が心の中にある。
      それを押さえ込んでしまっているのは、大人の勝手な思い込みや価値観である場合が多い。
      幼い頃より父親から押さえつけられてきた僕は、自分がされてきたことと同じことを、自分の子供にもやろうとしていた。

      正直、僕自身まだまだ未熟なとこだらけです。
      自分が思い描くような理想的な子育てなんて、まだまだ出来ていません。
      感情的になることだって、やっぱりある。
      そして逆に、子供に教えられることも山ほどある。
      子供と正面から向き合うことによって、僕はやっと一人前の人間になることが出来ました。

      完璧な人間・完璧な親なんて、どこにもいない。
      だから子供と一緒に、親として一歩一歩成長していけばいい。
      僕は、そう思います。

      春さんは、幼少期からずっと辛い思いをされてきた。
      甘えることも許されず、ずっと不安を自分一人で抱えながら生きてこられた。

      でもその辛い経験は、決して無駄にはならない。
      必ずどこかで活きてくる時が来ます。

      子育てに、「もう間に合わない」ということは無い。
      いえ、それは子育てに限らず人生全てに言えること。
      「間違えた」と思うのなら、気づいたその時点から変えていけばいい。

      極端な話、僕なんて40歳手前になって、やっと自分の父親と親子らしい会話が出来るようになりました(笑)
      つまり、この年齢になってからでも親子関係は修復することが出来るということ。
      やり直すことは、いくらでも出来るんです。

      無理せず子供と一緒に、一歩一歩成長していけばいい。
      僕もまだまだ発展途上です(笑)
      共に、前に向かって進んでいきましょう‼

      仁より

  2. むー より:

    読みながら涙が出て止まりません。
    今日も子供たちをせめてしまい、こんな私に育てられたらこの子達はどうなってしまうのだろうと、不安になっていました。
    でもちょっとしたことですぐにイライラして、責め立ててしまいます。
    子供たちと笑って楽しく過ごしたいのに、ずっと一緒にいたいのに、イライラしてるときは疲れ切って、死んでしまいたいとおもってしまいます。

    子供たちがかわいそうです。

    どうしたらいいかわかりません…

    何度も記事、読み返して行こうと思います。

    • 仁(jin) より:

      むーさん、メッセージありがとうございます。
      そして返事がとてもとても遅くなってしまい、本当にすみません。

      むーさん、大丈夫。
      僕もむーさんと同じです。
      イライラすることもしょっちゅうあるし、子供に対して思い切り態度に出ることもよくあります。
      完璧な親・完璧な人間なんて、この世のどこにもいませんから。

      大切なのは、子供に対してどんな態度で接するか以上に、子供に対してどんな思いを持っているかということだと、僕は思います。
      そしてむーさんの、子供に対する思いを、むーさんの子供に伝えてあげてください。

      例えば僕なら、「どんなことがあろうと、お父さんは必ずお前の味方だ」ということを、子供が小さな時から言葉や態度で伝え続けています。
      「たとえ世界中の人間がお前の敵になろうとも、心配するな。いつでもお父さんがお前の味方として、必ずここにいるからな。」
      子供にそう伝え続けています。

      そして、
      「完璧な人間など、この世にはいない。そしてお父さんもまだまだ未熟な部分がある。間違うことも、失敗することも、いっぱいある。だからお父さんが間違っていると思えば、遠慮なく言ってくれよ。お父さんがこの世で一番信頼しているのは、お前なんだからな。」
      ということも、伝えています。

      そして、思わずカッとなって怒鳴ったりしてしまった時は、後で冷静になった時に
      「さっきは悪かったな。お父さん、頭に血が上ってしまったみたいだ。もっともっと人として成長しないといけないな。」
      と、対等の人間として同じ目線できちんと謝ります。
      そして親がきちんと真剣に謝れば、子供にも必ずその気持ちが伝わります。

      完璧である必要なんて、どこにもありません。
      間違ったり、上手くいかなかったなら、謝ればいいだけ。
      きちんと謝れば、子供なりに親の気持ちを理解してくれるものです。

      むーさん、子供たちのことが大好きだということを、きちんと子供に伝えてあげていますか?
      そこさえきちんと伝わっていれば、多少のことなど何も問題ありません。
      「あなたたちのことが好きだからこそ、あなたたちのことが気になる。あなたたちのことを大切に思っているからこそ、つい一生懸命になってしまう。」
      そのことを、むーさんなりに伝えてあげてください。

      子供のことなどどうでもいいと思っているのなら、子供に対してイライラしたりなどしません。
      子供のことを大切に思っているからこそ、つい感情的になってしまうんです。

      それとですね。
      いくらむーさんが子供のことを好きだとしても、やっぱり長時間ずっと一緒にいれば、正直疲れてくるし、イライラもしてしまうと思うんですよ。
      精神的に余裕も無ければ、誰しもやっぱり笑顔にはなれない。
      難しいかもしれませんが、出来れば一人でゆっくりリラックスできる時間を少しでも作ってみてください。
      むーさんがイライラして子供を責め立ててしまうのは、単純に性格の問題だとか、そういったことではなく、精神的な余裕の無さが大きいのではないですか?

      もしかしてむーさん、完璧主義者的な部分はないですか?
      もしあるなら、家事や育児に関してはもっと手を抜いてしまいましょう。
      僕自身、元々完璧主義者だったんですが、育児に関して「もう適当でいいや」と思い始めた時から、子供との関係が上手くいくようになったような気がします。

      親があれこれ指示を出すと、子供は指示待ち人間になる。
      でも逆に親がアバウトだと、意外と子供がしっかりし始めたりするものです。

      子供を見てると、「おいおい、大丈夫か…?」なんて思うこともたくさんあると思います。
      でも、全ては大人になるための予行演習であり、勉強です。
      放っておいても、意外と子供なりに考え成長していくものです。

      困らない程度に、放っておきましょう。
      そして困らない程度に、手を抜いていきましょう。
      そして、頼れる相手がもしいるなら、遠慮せずに手を借りるようにしてみてください。
      自分を追い詰めすぎてしまえば、いろんなことが上手くいかなくなり始めていきます。

      むーさんは、これまで十分頑張ってきたはずです。
      それは、むーさんのメッセージを見ただけで分かります。
      かわいそうなのは、子供たち以上に、むしろ、むーさん自身ですよ。

      もうこれ以上、自分を追い詰めないでください。
      どうか自分を、労わってあげてください。

      また何かあれば、遠慮なくメッセージを下さい。
      遅くなるかもしれませんが、必ず拝見させていただきます。

      仁より

  3. りも より:

    つらくてつらくて子供をほぼ毎日感情に任せて叱りすぎて自己嫌悪におちいり、今日は本当に虐待だと思うくらい手を挙げてしまい、自己嫌悪に陥り
    生きる気力までなくなりそうになり、
    でも本当は子供を大切にしたくて幸せにしたくて、優しいママになってあげたい、でも叩いて追い詰めて酷いことを言ってしまう。そんな日々を過ごしています。息子は5歳娘3歳ですが、私のせいでって将来が不安になります。
    でもブログを読ませていただき、はっとしました。
    私は母には甘えてこれたけど父が言葉の虐待があったように思います。
    人格を否定されたり、などすぐ怒られるし、気分であたられるし、気を使って生きてきました。
    母は大好きだったけど、母もあまり、私を褒めてくれた事はなく、けど愛情はすごくあったので大好きでした。
    そんな母が病気で3年前亡くなり
    今は旦那さんに実家に来てもらい嫌いな父とも暮らしています。
    今は少し許せていて、私も親になり、イライラする気持ちがわかるから、
    昔の父を少し理解できるようになりました。でも、やっぱり父は心の底から許せなくて大好きとはいえません。
    そんな父とおんなじことをしている自分なんてもっと嫌いです。
    きっと周りからは幸せな人だと思われていて、私は他人には感じよくできる方で気も使いすぎてしまうので猫を被りまくっているのですが、本当の私は違います。とても冷たくて、短気で、優しくない。自分が嫌いだけど
    仁さんが言われるように自分を認めてゆるしてあげることが必要なんですね。
    ありがとうございます。
    愚痴をすみません。

    • 仁(jin) より:

      りもさん、メッセージありがとうございます。
      そして返事がとても遅くなってしまい、本当にすみません。

      メッセージを拝見させていただいてまず感じたのは、りもさん、あなたはとても真面目で責任感の強い人ではないですか?
      ご自分でどう思ってらっしゃるかは分かりませんが、ご自分で思ってらっしゃる以上に真面目で責任感の強い性格なんじゃないかと思います。

      真面目過ぎるがゆえに、
      ・人とは、こうでなければならない
      ・親とは、こうでなければならない
      ・子供とは、こうでなければならない
      ご自分の中に”あるべき姿”があり、それが強すぎるために自分を苦しめてしまっているのかもしれません。

      幼少期から、お父さんから否定され認めてもらえなかった・受け入れてもらえなかったといった経験をされてこられたみたいですが、その「人格までも否定された」経験が、りもさんの中に「こうでなければならない」といった自分に対する縛りや戒めを作り出しているのかもしれません。

      僕自身もりもさんと同じように、父から幼少期より否定され、毎日ダメ出しされながら生きてきました。
      そして気づけば、父が僕にダメ出しをしていたのと同じように、僕自身も自分に対して同じようにダメ出しをするようになっていました。
      大人になって家も出て、せっかく父親からのダメ出しから逃れたにもかかわらず、僕はこれまでずっと自分で自分を否定し続けてきました。
      そして僕もりもさんと同じように、他人に対して必要以上に気を遣うようになり、要領の悪い僕はずっと対人恐怖症に苦しんできました。

      人というのは他人から強烈に否定・批判されたりすると(特にそれが若ければ若いほど)、自信を失い、自信が無いがゆえに他人の目が気になり始めてしまう。
      そして、自己否定をどんどん強めていく。
      そしてそんな自分が、どんどん許せなくなっていく。

      りもさんは、
      >本当の私は違います。とても冷たくて、短気で、優しくない。
      そう言っておられますが、そんなことはありません。
      だって、本当に冷たくて短気で優しくない人は、自分がそんな人間であることに全く気付きませんから。

      本来のりもさんは温かくて優しい部分をたくさん持っている。
      だからこそそんな、本来の自分の姿とは違う現実の自分とのギャップを感じ、苦しんでいる。

      りもさん、もういいんです。
      あなたはもう、これまで十分すぎるぐらい苦しんできた。
      自分なりに、一生懸命頑張ってきたんじゃないですか?
      でもそんな自分のことを、頑張ってきたにもかかわらず自分の思うように行動出来ない自分のことを、心の中でずっと責めてきた。
      あなたの心はもう、ずっと悲鳴をあげ続けているはず。

      いいですか。
      子供のことを思うのであれば、自分を責めるのを、もうやめてあげましょう。
      どんな人でも、余裕が無くなればイライラします。
      余裕が無くなれば、子供にも当たってしまいます。
      これは、りもさんに限ったことではない。
      僕もそうだし、全ての親、全ての人間に言えることです。

      自分を責めれば責めるほど、心の中で余裕はどんどん無くなっていく。
      これが他人からの批判であれば、批判する人と会わないようにするなど、逃げることも出来る。
      でも、自分からは逃げることは出来ない。
      生まれた時から死ぬときまで片時も離れずずっと一緒にいる自分、そんな自分自身から責められ続ければ、逃げ場はどこにもない。
      そして余裕が無くなれば無くなるほど感情は乱れ、思うような子育てもますます出来なくなっていく。

      子供を助けたいのであれば、まずはりもさん、あなた自身を助けてあげるのです。
      一番つらいのは、あなたのお父さんでもない、子供でもない、あなた自身のはずです。
      自分が一番つらいはず、心にも余裕も無いはずなのに、それでもあなたは一生懸命に子供のことを考えようとしている。
      これは本当にすごいこと。
      なかなか出来ることではない。

      りもさん、あなたは立派な「親の鏡」です。
      もっともっと、自分に自信を持ってください。
      そして、これからは自分自身が自分の味方になってあげるのです。

      これまで自分を責め続けてきたあなたは、自分が自分自身の敵になっていたんです。
      でもこれからは、自分が自分自身の味方となり、自分を励まし応援してあげるのです。

      そのためにも、自分に対する否定的な言葉・考えは、全て捨てる。
      反省することはあっても、絶対に自分のことは否定しない。

      そして、りもさんが子供たちのことを大好きなこと、誰よりも子供たちを愛していることを、子供たちに伝えてあげてください。
      まだ子供が小さくて、こちらの言っていることが理解できなくても、いいんです。
      りもさんが子供たちを大切に思っていることを、子供たちに話してあげてください。
      いっぱい、いっぱい、「あなたたちのことが大好きなんだ」ということを、子供たちに伝えるんです。
      それが、「言葉」でもいい、「抱擁」でもいい、りもさんの伝えやすいやり方で伝えてあげてください。
      たとえ子供が幼くとも、必ず子供には伝わります。
      必ず伝わります。

      細かい事情も分かっていないのに、好き勝手言ってしまい、すみません。
      もしかしたら僕は、見当外れなことを言っているのかもしれません。
      でも僕は、あなたの味方のつもりです。
      何かあれば、遠慮なくメッセージください。
      僕はいつでもここにいますから。

      では。
      仁より

      • りも より:

        仁さん

        お忙しいのに本当にありがとうございます!!
        生きるヒントを頂きました!!
        本当にすべて仁さんのおしゃるとうりです。
        目から鱗です!!
        私、これから頑張れそうな気がします!いや、かわります!!!
        一度の人生一日を大切にしていこうと改めてきずかされました。
        仁さんたすけてくださってありがとうございます。。。

        • 仁(jin) より:

          りもさん、メッセージを読んでくださってありがとうございます。
          返事が大変遅くなってしまい、すみません。

          僕自身、記事の中でもっともらしいことを書いてますが、「じゃあお前は完璧な子育てが出来ているのか?」と言われれば、当然そんなことありません。
          まさに反省と試行錯誤の毎日です。
          実は昨日の夜も、子供の言葉と態度にイラっとして、思わずキツい言葉をぶつけてしまったばかりです(汗)

          人というのは、変われます。
          未熟だらけだった僕は、子育てを通じてたくさんの大切なことに気づかされました。
          子供と真剣に向き合うことによって、人間として成長することが出来ました。
          まさに僕は、子供を育てているのではなく、子供によって育てられています。

          完璧なんかじゃなくていい。
          そもそも完璧な子育てなんかないし、親というのは子供と一緒に一歩一歩成長していけばいい。
          子供と共に学んでいけばいい、そう思います。

          焦る必要はありません。
          一緒に少しずつ、一歩一歩前に進んでいきましょう。

          では。
          仁より

  4. より:

    三歳一歳の息子二人育児中の主婦です。
    はじめまして。
    大分過去の記事にコメント、また、見ず知らずの者で長文乱文になり、読みにくいかと思いますがすみません。
    今まで誰に相談したら良いかわからなかったのですが、このままではいけないと思ってこちらに来た次第です。
    子供に対する暴力は上の子が一歳過ぎてからやるようになったと思います。
    子供の悪いところがとにかく許せず、すぐかっとなってしまい頭を殴る、体を思い切り蹴る、顔をひっぱたくなど身体的なものの他に、お前みたいな出来損ない、てめえ、貴様などひどい言葉を投げ掛けてしまいます。
    最近三人目の妊娠が発覚し、マタニティブルーなのかイライラ全開モードで毎日辛いです。
    特に上の子は外にいるときに言うことをきかず、椅子の上に立ったり手を繋ぐのを嫌がったりします。
    下の子は自己主張が激しく、いたずらしてたんすからとった服などを取り戻そうとすると激しく泣きます。また、ことあるごとにかまってもらいたがり、自分一人だけの自由な時間がなかなかとれないこともストレスの一因になっています。
    主人は育児にとても協力的なのですが、今の仕事が体力的にきつく、また、14ー23時くらいまでのシフトで生活リズムが合わず、朝遅く起きてくるので上の子を幼稚園に送り出すまでワンオペです(多分世の中それが当たり前なんでしょうが)。起きて来る頃には下の子も活発に遊んでいるので目が離せず、夫婦二人の時間がなかなか確保できなくて悩み事の話をすることも遠慮してしまいます。
    両方の実家とも父親が他界し、私のほうの母は要支援1、主人のほうは母が精神疾患の他弟さんがいますが左半身不随の状態でどちらにも頼ることはできないです。
    色々ありますが、これ以上長文になると読みにくくなってしまうかもなので…
    こういう状況の中で育児ストレスをどこに発散させていいかわからず、子供たちに矛先が向いてしまうのでなんとかしたいですが、どうしたらいいでしょうか。

    • 仁(jin) より:

      こんにちは。
      「ま」さんというお名前ですか?
      仁と申します。
      メッセージ拝見させていただきました。

      三歳と一歳の男の子、またお腹に子供がいる、そしてご主人は仕事が大変で、身内にも頼れる人がいない。
      正直、かなりハードな状況での子育てではないかと想像します。

      まず、子供に対して暴力を振るったり暴言を吐いてしまうようですが、おそらく本当のあなたはそんなことをするような人ではないはずです。
      子供に暴力を振るっても全く平気な人は、間違っても僕のサイトなんかに訪れたりはしないですからね。

      本来のあなたは、子供に対してイライラしたり暴力を振るったりするような人ではない。
      でも現実のあなたは、実際に暴力を振るったりしてしまっている。
      つまり今のあなたを取り巻く環境が、望まない行動をあなたに取らせてしまっている。
      その結果「本来の自分」と「現実の自分」とがかけ離れてしまい、そのギャップのためにあなたは混乱状態に陥り余裕が無くなってしまっている。

      今の状況を見る限り、ご自分だけの時間を確保したりするのは正直難しそうですね。
      ただですね、ひとつだけ理解しておいてもらいたいことがあります。
      それは「子育ては永遠に続くわけではない」ということ。

      毎日大変な日々が続くと、つい、この大変な状況がいつまでもずっと続くかのような感覚に陥ってしまうことがよくあります。
      でも実際、子供につきっきりで付いてなければならないのは、せいぜい小学校1~2年ぐらいまでです。

      もちろん個人差はありますが、中・高学年ぐらいになると、親との遊びではなく同年代の友達との遊びが中心になってきます。
      人生経験もある程度増え、子供自身もしっかりしてきます。
      高学年と言っても子供だからまだまだ手のかかる部分はありますが、手のかかり方が全く変わってきます。
      子育てがどんどん楽になってくる、つまり今のこの大変さは期間限定・一時的なもの。
      今が一番大変な時であり、これから子供の成長と共に楽になっていく一方ということです。

      それで、子供の悪いところが目に付いて許せない、また親の言うことを聞かなかったりイタズラしたりする、ということですが、そういったことについて何度も怒っているにもかかわらず子供というのは言うことを聞かない。
      では、なぜ子供は親に怒られると分かっているのに、なかなか態度を改めようとしないのか?

      それは、その子の中にある承認欲求のせい。
      分かりやすく言うと、大好きなお母さんに注目してもらいたいからです。

      人の取る行動には、必ず何かしらの目的があります。
      そして子供の取る行動の多くには、親に注目してもらいたい・親に自分のことを認めてもらいたいという目的が隠れています。
      ただ、まだ幼いため、どうすれば親が注目してくれるのか?どうすれば親が認めてくれるのか?というのが分からないので、イタズラやワガママなど手っ取り早い方法で親の注目を集めようとしてしまう。

      昔ほど目にしなくなりましたが、僕が子供の頃は暴走族がものすごい音を立てながら街中をよく走っていました。
      人の迷惑になると分かってて、なぜ爆音を鳴らしながら、わざわざ人の多い街中を走るのか?
      それは彼ら・彼女らの目的が、「みんなに注目してもらうこと」だから。
      どうすれば自分たちが認められるか、その方法が分からないから、ああいった安易な方法に走る。
      人に迷惑をかければ、嫌でも注目してもらえる。
      やり方は違っても、イタズラやワガママによって親の注目を集めようとする子供たちと、発想は全く同じです。

      ではどうすれば、子供の行動を変えることが出来るのか?
      目的が「親の注目を集めること」であれば、そのためのより良いやり方を子供に教えてあげればいい。

      例えば子供がイタズラをして、それに対して親が激怒してしまえば、子供の「親の注目を集める」という目的が達成され、ますます子供はイタズラするようになる。
      なら、イタズラというやり方で目的を達成させないようにする。
      つまり、イタズラをしても無視したり全く相手にしないようにする。
      「そんなことでは、あなたに注目なんてしないよ」ということを態度で示す。

      実際イタズラをしても誰も注目してくれなかったら、やった方としては何も面白くないから、イタズラをする意味が無くなってしまう。
      イタズラをしても親が全く関心を示してくれなかったら、「親の注目を集める」という目的が達成されないので、だんだんイタズラをしなくなっていきます。

      そして今度は逆に、子供が少しでも良いことをした時は、思いっきり注目してあげてください。
      どんなに小さなことでも、それを大きく膨らませて喜んだりしてあげてください。
      子供の目的は「親に自分のことを認めてもらうこと」であり、自分のやったことに対して親が喜んでくれるというのは「自分のことを認めてもらえた」という何よりの証。

      つまり、子供が悪いことをした時には注目せず、良いことをした時には思いっきり注目して子供のことを認めてあげる。
      すると子供は「自分が注目してもらうためには、悪いことではなく良いことをすればいいんだ」という思考回路にだんだん切り替わっていきます。
      そうすると、子供が今後大きくなっていった時、もし何かの壁にぶつかるようなことがあっても、その壁を乗り越えるために正しい努力をするようになります。
      逃げたりズルや不正をしたりせず、自らの意思で正しい道を進もうとするようになります。

      あと、僕がよくやっていることなんですが、子供がある程度大きく成長したら、子供を頼るようにしてみてください。
      頼ると言ってももちろん相手は子供ですから、出来ることは当然限られています。
      だから今の自分の子供が出来るレベルのことを頼む。
      そしてそれが上手くいったかどうか関係なく、やってくれたことに対して感謝し喜んであげる。
      そうやって子供に頼みごとをし、子供を頼り、そしてやってくれたことに対し感謝し喜んであげていると、何かあると子供自らが親や周りの人間を助けようとしてくれるように変わります。
      頼りがいのある人間へと成長してくれます。

      ここまで僕の考えを話させてもらいましたが、育児というのは人それぞれ置かれている状況も違うし、育てている子供も当然違う。
      その当事者になってみないと、なかなか見えてこないこともある。

      なかなか簡単に答えは出てきてくれませんが、僕はかつて子育てに行き詰まった時、
      「あぁ、もういいや。頑張っても上手くいかないし、もう適当でいいや。手を抜いたところで別に僕や子供が死ぬわけではないし、何か大変なことが起こるわけでもない。毎日ピリピリしながら完璧な子育てを目指すより、適当に手を抜きながら子供と一緒に面白おかしくフザけて生きていったほうがいいんじゃないか。」
      そう思ったんですよ。

      すると、その時から何だか必要以上に入っていた肩の力が抜けたような気がして、それから僕自身も笑顔が増えたような気がします。
      最初にも言いましたが、今が一番大変で、親にとって最も負担の大きい時期です。
      今の状況がずっと続くわけではないし、今を乗り越えればどんどん楽になっていくはずです。

      そして出来れば今の状況を、一度旦那さんにも話してみてください。
      例え旦那さんに話したところで状況が変わらなくとも、自分の辛さや大変さを理解してもらうだけでも、気持ち的にずいぶん違ってくると思います。
      とにかく自分一人だけで全てを抱えないようにしてください。

      あと、あなたに合うかどうか分かりませんが、僕の知り合いがある子育て本を読んでいたので、ちょっと借りて読ませてもらったんですが、子育てに関して漫画を交えながら分かりやすく書かれてあったので、もし興味があったら読まれてみたら参考になるかもしれません。
      題名は「子育てハッピーアドバイス」で「明橋 大二」さんという方が書かれている本です。
      とても読みやすく、僕自身もとても参考になりました。
      アマゾンとかで検索したら、すぐ出てくると思います。

      メッセージがちょっと長くなってしまいましたが、また何かあれば遠慮なくメッセージを下さい。
      僕で良ければ、話を聞かせてもらいますからね。
      では。
      仁より

      • より:

        丁寧なお返事どうもありがとうございます。
        夫は私の子供に対する暴言暴力を何度も見ています。先週はさすがに止められましたが、普段は割りと冷めた目で見られています。また、夫も普段は温厚ですが怒ると気性が激しく怒鳴り付けます。

        もう子育て疲れました。かといって人と関わりたくないので仕事もしたくありません。

        自分が救いようなさすぎて笑ってしまいます。

        本当にこんな相談をして申し訳ないです。

        今の状況は今通っている幼稚園の先生にも相談しようと思っています…

        • 仁(jin) より:

          “ま”さん、お返事ありがとうございます。
          仁です。
          返事が遅くなり、すみません。

          通っている幼稚園の先生に相談されるとのことですが、ご相談されましたか?
          おそらくご自分で考えても、むしろご自分を追い詰めてしまう結果になる恐れがあるので、とにかく他人の意見・考えといった”他人の視点”を借りて状況を客観的に分析していったほうが良いと思います。

          幼稚園の先生に相談するにしても、出来れば子育ても終えた経験豊富な先生か、または子育てに関する相談の出来る施設等を紹介してもらうかした方が良いのではないでしょうか。
          相談を受け付けている専門施設であれば、あなたと同じような悩みを抱えたお母さんの相談にも何度も乗っているはずだから、何かしら良いアドバイスがもらえる可能性は高いのではないかと思います。

          子育てが上手くいかないのは、決してあなたが悪いわけでもダメなわけでもありません。
          僕もブログで偉そうなこと書いてますが、子育てに関する悩みは尽きることはありませんし、自分が未熟だと感じることは数えきれないほどあります。
          まさに、子供と共に一歩一歩前に進んでいるような状態であり、とても他人に誇れるような子育てが出来ているというわけでは決してありません。

          そして僕やあなただけでなく、みんな同じです。
          完ぺきな子育ての出来ている親など誰一人としていない。
          というか子育てというのは基本的に我流であり、正解というものが無い。
          僕も含め、実はみんなかなりいい加減な子育てをしており、そして僕はそれでいいのではないかと思っています。

          ということで、直接顔を見て具体的な内容を相談できるところ、そして子育てに関する相談に何度も乗ってきているような専門的な知識・経験を持っている施設等を探し、相談してみてください。
          幼稚園といった教育機関なら、そういった施設等について詳しく知っている可能性も高いですし、また各市町村の福祉課に問い合わせたら子育て支援センターも紹介してくれると思います。

          また、気軽に無料で電話相談に乗ってくれるような所
          ・エンゼル110番(森永乳業が運営する民間の育児無料相談:0800-5555-110、03-3798-8230)
          ・ママさん110番(日本保育協会の子育て支援相談:03-3222-2120)
          こういったとこを利用してみるのも一つの手ですし、わざわざ出向かなくても電話一本で相談に乗ってくれるので、まずは試してみるのもいいと思います。

          とにかく独りで抱え込まないでください。
          人間誰しも自分一人の考えだけでは限界があります。
          状況を変えるためには、客観的な他人のいろいろな視点が必要です。
          ここだけでなく、他の場所にもぜひ相談してみてください。

          そしてもちろん、また何かあればご遠慮なく僕にもお気軽にメッセージください。
          いつでも待っていますから。

          では。
          仁より

  5. かないきょうこ より:

    はじめまして、仁さん
    blogを読ませていただき、とても救われました。
    私は、四年前に離婚して、シングルマザーとなり、8歳の息子がいます。
    今は、実の両親と四人で暮らしています。
    私は、感情の抑制ができなくなることがあり、息子が思い通りにならないと、暴言を吐いたり、暴力を振るったりしてしまいます。
    その度に、自己嫌悪になり、息子に謝るのですが、何度も同じ事を繰り返してしまいます。
    幼い頃から、毎日、父親や兄の暴言や暴力を浴びながら生活していた私は、甘えることができず、反抗期のない子供でした。そして、とても手のかからない子供だったので、母からは放任されていました。
    ですから、息子が反抗したり、甘えたりすると、そのギャップにとても戸惑っていました。
    それでも同じような目には遭わせたくない、虐待の連鎖を止めたいと思って、私がしてほしかったことを息子にするようにしているのですが、言うことを聞かないと、すぐにかっとなってしまい、息子へひどいことを言ってしまいます。
    そんな自分が嫌でも、変えたいと思っていたところ、仁さんのこのblogを拝見しました。
    私が腑に落ちなかったことを分かりやすく説明してくださって、今まで私がどれ程傷ついていたのか、私を大事にできていなかったのかと、気付くことができました。
    そして、とても救われて、涙があふれてきました。
    自分を変えることは、難しいと思いますが、仁さんのblogを読んで、頑張ろうと思います。
    本当にありがとうございました。

    • 仁(jin) より:

      かないきょうこさん、メッセージありがとうございます。
      仁です。
      返事が大変遅くなってしまい、すみません。

      >甘えることができず、反抗期のない子供でした。そして、とても手のかからない子供だった

      僕も同じです。もちろん僕ときょうこさんとでは状況など違うとは思いますが、僕も父親が厳しかったためか反抗期というものが全く無く(反抗できず)、親の決めたレールから外れることの許されない子供時代を過ごしてきました。
      そのためずいぶん長い間対人恐怖症に悩まされ、他人に甘えたり頼ったりする方法も分からず、子育ても試行錯誤をずいぶん繰り返してきました。(今も試行錯誤していますが…苦笑)

      でも僕なりに子供を育ててきた結果、あることを理解しました。それは「子供を幸せにしたいなら、まず親自身が幸せだと思える人生を生きていなければならない」ということ。どんな人間でも心に余裕が無くなれば他人にキツく当たってしまうように、親自身の心に余裕が無くなれば、どんなに子供を愛していようと子供に対してキツく当たってしまうようになります。自分の心が辛く悲しい思いをしていれば、子供のちょっとした甘えやワガママも許せなくなります。これは僕やきょうこさんだけでなく、みんなそうです。

      でも子供に対する愛情の深い親ほど、理想的な子育てが出来ないと言って自分を責め自己嫌悪に陥り、心の余裕を無くしていきます。そして余裕がないからよけいに子供にキツく当たってしまい、そんな姿を見てさらに自己嫌悪に陥っていく。そんな負のループにはまっているように感じます。きょうこさんも、そうではないですか?

      もし間違った子育てをしてしまったのなら、やり直せばいい。変えていけばいい。僕らに必要なのは反省であって、後悔ではありません。後悔とは、自分を責めること。自分を責めれば責めるほど心の余裕は無くなり、その結果子育ては上手くいかなくなっていきます。

      もし子育てに関してきょうこさんの中に後悔があるのなら、この場で全て許してあげてください。もう十分すぎるぐらい苦しんできたはずですよ。きょうこさんのためにも、そして子供のためにも、もうこれ以上ご自分を責めないでください。
      お母さんの辛そうな顔を見て平気な子供なんていません。子供が心から嬉しい時、それはお母さんの喜ぶ顔を見た時です。お母さんが嬉しいと、子供も嬉しくなるものなんです。だから僕ら親は子供を幸せにするためにも、親自身が幸せにならないといけないんです。

      これまで辛かったこと・苦しかったこと・悲しかったこと、いっぱいあったと思います。そしてそんな辛い思いに誰にも気づいてもらえなかった、理解してもらえなかった、助けてもらえなかった。でも、それでもここまで頑張って生きてきた。ここまで頑張って歩いてきた。そんな自分の頑張りに、気づいてあげてください、認めてあげてください。
      ここまでの人生、決して平坦な道ではなかったはずです。たくさんの思いを抱えながら生きてきたはずですよね。でも、どんなに辛くとも、きょうこさんは生きることを諦めなかった。ここまで生きてきたんです。これは決して当たり前のことなんかじゃない。そのことに気づいてください。

      子供を幸せにするための最短距離、それはまず親自身が幸せになることです。そのためにもご自分を責めるのではなく、自分自身がご自分の味方になってあげてください。ご自分の辛い思いを受け止めてあげて、そして自分自身をしっかり応援してあげてください。

      すぐには状況を変えることは出来ないかもしれませんが、前を向いて少しずつ進んでいきましょう。子供と一緒に、一歩ずつ歩んでいきましょう。
      焦らなくても大丈夫です、僕も間違いだらけの子育てをしてますから(苦笑)そもそも子育てに正解なんてものもありませんしね。焦らず共に歩んでいきましょう。

      また何かあれば、遠慮なくメッセージを下さいね。次はもっと早く返事をしますので(汗)
      では。

      仁より

      • かないきょうこ より:

        仁さん、こんばんは。
        お返事ありがとうございます。

        仁さんの温かいコメントに涙があふれてきました。
        メールに書かれている通り、私は、自分で自分を追いつめていたんですよね。
        息子だけでなく、私自身を責めていることに気付いた途端、それまで抱えていた重荷が取れたように感じました。温かい言葉に、ほんとに感謝します。

        息子は、軽度の発達障害と識字障害があります。
        先週は、習い事を行きたくないと、何度も無断で逃げ出しました。朝は、行くと言っていても、学校から帰ると、逃げ出すのです。理由は、「つまらない」「先生が嫌だ」と。
        最初は、息子がやりたいといい出したのに。なぜ、そんなにすぐに辞めたがるのか。ずっと息子の声を冷静に聞くことができなかったのですが、仁さんのメールで、息子に寄り添おうと思いました。
        話を聞くと、先生との相性がよくないらしく、息子の頑張りをうまく認めてもらえていないようでした。そして、「習い事へ行こうとすると、お腹が痛くなる」と、話してくれました。精神的に参ってしまうほど、我慢させていたことに、私は、とても恥ずかしくなりました。

        明日、息子が最も嫌がっている習字教室があります。習字は、練習がいつ終わるのか見通しがたたないので、息子には、辛い時間なのです。でも、習字は好きなのに、先生との相性がよくないので、今後どうしようか、悩んでいます。

        かない

        • 仁(jin) より:

          きょうこさん、メッセージありがとうございます。
          仁です。

          先生との相性が合わない、とても難しい問題ですね。
          軽度の発達障害と識字障害があるとのことですが、このことに対して習字の先生がどれだけ理解があるのかによって、状況は全く変わってきますよね。でも息子さんは、自分の辛い気持ちをお母さんに聞いてもらえた、お母さんが受け止めてくれた、このことは息子さんにとって計り知れないほど大きなことだと思います。自分にとって一番の味方であり、この世界で一番大好きなお母さんに自分の気持ちを受け止めてもらえた、これほど子供にとって嬉しいことはありませんからね。息子さんは本当に嬉しかったはずですよ。

          何かしらの障害があると、やっぱり焦ったり心配になってしまったりすると思います。でも周りの子供たちと比べたりする必要は無いです。大事なのは他の子と比べてどれだけ優秀か?ということではなく、その子自身が昨日よりどれだけ成長したか?だと思います。
          その子自身が過去と比べてどれだけ成長したかというのを、見つけてあげてください。どんな小さなことでもいいんです、どんなにくだらないと思えることでもいいんです、とにかく見つけて拾い上げ、そしてそれを子供と一緒に喜んであげてください。親が喜んでくれたことや親が認めてくれたこと・褒めてくれたことというのは、子供にとっては最高の成功体験となります。一番の自信となります。前進するための、一番の原動力となります。

          そしてダメな部分に関しては、出来る限り目をつむってあげてください。もちろんやってはいけないことはきちんと注意しないといけないと思いますが、親からのダメ出しほど子供にとって辛いことは無いと思います。

          実は僕は物心ついた頃から30代後半に差し掛かるあたりまで、ずっとチック症に悩まされてきました。僕は三人きょうだいの末っ子なんですが、優秀な上の二人に比べて僕だけ何をやっても異常に遅い、何をやらせても出来ない。だから僕の親は心配して、良かれと思い僕にプレッシャーをかけました。その結果チックの症状が出始め、30代後半に症状をコントロール出来るようになるまでずっと独り苦しんできました。

          もちろん僕がチック症を発症した原因は、親からのプレッシャー以外にもいろいろな要因が重なり合って出たものだと思います。でも親からのダメ出しや否定というのは、僕以上にきょうこさんも身に染みて理解しておられると思いますが、子供にとってはやっぱり辛いものだと思います。

          とは言っても実は僕、昨日の夜に子供のちょっとした発言が感情的に許せなくて子供を責めてしまい、今もかなり落ち込んでいます(苦笑)
          やっぱり僕ら親も人間です。感情を完璧にコントロールするなんて誰にも出来ません。だから今日仕事が終わって家に帰ったら、まずは昨日の夜のことを子供に謝ろうと思います(涙)

          焦らず、子供と一緒に一歩一歩前に進んでいきましょう。子育てに関しては、僕もまだまだ学びの途中であり、半人前です。共に試行錯誤しながら前に進んでいきましょう。
          あと習字教室の先生は、あまりに相性が合わないようでしたら他の教室を検討した方がいいかもしれませんね。もちろん楽な道ばかりを選んでいては何も進歩はないですが、好きという気持ちが無くなってしまうようであれば、それこそただの苦痛でしかなくなってしまうような気がします。息子さんとも、よくご相談してみてください。

          では。
          仁より

  6. なお より:

    長男が小学校にあがり、気分の浮き沈みが激しく『もしかしたらうつ病的な感じかも?』と調べていたらここにたどり着きました。
    まさしくこの文章そのままの私の子育て。この文章そのままの私の幼少期。こんなにもドンピシャな言葉が並んでる記事に初めて出会いました。

    イライラして手をあげてしまう。手をあげるのを我慢するかわりに、言葉で追い詰めてしまいます。
    結果、長男は自己肯定感が低く自信が無く、私の些細な注意の言葉ですぐ涙ぐむ。まるで幼少期の私。どうしたらこの負のループから抜け出せるのか。
    学校から電話がくるたび長男へのイライラはつのり、最近では顔を見てるだけでもイライラしてしまう。どうしてあげたらいいのかわからなくなってるけど、この文章を読んで少し心が落ち着きました。ありがとうございました。

    • 仁(jin) より:

      なおさん、メッセージありがとうございます。
      仁です。

      子育てが上手くいかない原因を探ると、大抵が親自身が何らかの問題を抱えている場合が多かったりします。問題と言ってももちろん親がダメとかそういうことではなく、この記事でも書いている通り親自身が辛い思いを抱えて自分を追い込んでしまっていたり、何らかの事情で親が強いストレスや不安を抱えていたり精神的に全く余裕が無かったりといったことです。

      つまり子供を救いたければ、まずは親自身が救われないといけないということ。子供に厳しく接してしまう親というのは、親自身が自分を追い詰めてしまっていることがとても多い。だから親自身が、自分が苦しんでいるんだということに自分で気づいてあげないといけない。まずは親自身が、自分を救ってあげないといけない。
      親自身の心が救われれば、心にも余裕が生まれ、子供に対する接し方も変わる。そうすると、子供の自己肯定感も自然と上がっていきます。

      そのためにも、まずはご自分を責めたり否定したりするのをやめてあげてください。
      >学校から電話がくるたび長男へのイライラはつのり、最近では顔を見てるだけでもイライラしてしまう。
      そう言っておられますが、決してなおさんの中にお子さんに対する愛情が欠けているわけではありません。

      人は心に余裕が無ければ、本当の意味で他人に対して優しく接してあげることは出来ません。自分がイライラしていれば他人を安心させてあげることも出来ないし、自分がいっぱいいっぱいの状態であれば他人を助けてあげることも出来ません。
      決してなおさんが悪いわけではないんです。お子さんを責めながらも、一番傷ついているのはなおさん自身なんです。

      もしかするとなおさんは、ご自分の子供を通して自分自身を見ているのかもしれません。つまりお子さんを責めながら、実はご自分を責めているのかもしれない。お子さんは、なおさん自身です。幼少期のご自分、そして今のご自分を救ってあげるつもりで、お子さんに接してあげてみてください。幼少期にご自分が親からしてもらいたかったことを、そのままお子さんにしてあげてください。子供を癒してあげることが、そのままご自分を癒してあげることにつながると思います。

      また何かあれば、ご遠慮なくメッセージを下さい。
      返事が遅くなるかもしれませんが、必ず拝見させていただきますから。

      では。
      仁より

  7. ぴょんす より:

    こんにちは。
    20代後半女性です。今年5歳の男の子、4歳の女の子を育てているシングルマザーです。

    今日の朝、まさに子供に暴言を吐いてしまい、人格否定するような「頭が悪い」「なんで分からないの」「耳が聞こえないの?」などを子供に浴びせてしまい、後悔し、モヤモヤとしておりました。
    毎回ではないですよ!自分の余裕があるときは落ち着いて子供たちに話しが出来ることもあります。
    ただ、今日はダメでした……。

    自分は本当に小さい時から(自分の記憶では小学校ぐらいから)「死にたい」と考えていたような気がします。母親からは悪い事をしてしまった理由も聞かれず頭ごなしに怒られ、萎縮して言葉が出ないでいると、さらに怒りが増し文字通り鬼のような形相で、往復ビンタをされたりや蹴られたり、髪の毛を引っ張られたりして何度も暴力を受けてきました。父親も父親で、「悪いことをしたお前が悪い」「返事をしないお前が悪い」といった感じで、私が母親にボコボコにされていても我関せずといった感じでした。
    また、2つ上の兄も両親の姿をみて「妹(わたし)には何しても大丈夫」という意識になっていたのか、親のいないところで殴られる。鼻血ももちろん出ていましたね。(ケンカか言い合いの延長)

    そんな家だったので、わたしにとっては甘えられる場所なんかではなくて。
    ただ、外面は良かったので周りからは普通の家庭に見えていたでしょうね。
    そのギャップがあったという事と、
    世間では親孝行の子供が素晴らしいとされているのに、
    私は(暴力をふるってくる)親が嫌いだとは、他人に到底相談出来る事でもなかったのです。
    今ほど相談窓口やホットラインも少なく、小学生の私はどこに・誰に相談していいかわからなかったですね。

    (悪いことをした自分が悪いのですけれど……)
    母親が怒れば、「自分は必要ない」「この家にいない方がいいんだ」
    「生まれてこない方が良かったのかな」「自分のせいで母がイライラしてしまうんだ」
    そう思っていました。小学校のころから何十年も。

    一度だけ母親に言い返したことがあります。
    あまりにもグーで殴ったり往復ビンタをするので、
    「親やからって殴っていいんか!」と聞くと、「親やからええねん!」と
    返され、もう、何も言えなくなったのを覚えています。
    私の中では、「あぁ……この人には何を言っても無駄だ……」と諦めました。
    今のご時世ならすぐ児童相談所に逃げれたのかも知れないですね。

    話が反れてしまいましたが、娘もまさに私の幼少期と同じなのです。
    したらダメだよ、と言っていたことに対してやってしまった娘に、
    「どうしてやってしまったの?」と聞いても答えません。私もそうでした。
    「黙ってたらわからないから教えて」
    「わからないとか考えてるとかなんでもいいから答えて」と
    声をかけても黙っている。そしてだんだん私もイライラして口調が粗くなる。
    母親も同じ気持ちだっだのだなーとは理解できます。

    仕事や保育園にいかなければならないのに、
    答えない→待ってみる→答えない→言い方を変えてみる→答えない→
    イライラしてくる→何度聞いても答えない→時間が迫ってきてイライラが増す
    →さらに怒ってしまう、といった感じで、話をしたいのに、話が進まず
    あやふやになってしまい、これじゃあ娘に伝わらない…とモヤモヤしてしまいます。
    (叱られて黙ってしまう子…の記事も拝見させていただきました。勉強になりました。)

    自分はどうだったか。
    言葉がでなかったのは、怖かったから。
    何を言っても否定されて、怒られるのがわかっていたから。
    だから怒られても黙っていた。
    自分も娘に親と同じことをしている。
    そりゃ怒られたら答えにくいよね……
    そして、読ませていただいた記事で、
    萎縮しているからだけではなく、
    娘自身、「どうせママに言っても聞いてもらえない」と感じているのかも、と気づきました。
    毎回ではないものの、「どうして?」と優しく話聞いて伝えられる日もあったのに、
    娘は伝える事を諦めているの……?と考えるととても寂しくなりました。
    まだ4歳。「どうせ話しても聞いてもらえない」なんて子供にとってはどれほど辛いか。
    私が、子供たちの甘えられる場所にならなければいけないのに、
    どうして親と同じことをしてしまっているのだろう。と思います。
    でも私はそれを親のせいにします。
    育ててきた親の躾の仕方しか知らないんだから、当たり前じゃん。
    私がこんなことになってるのは親のせいだ。

    そう考える事によっていくらか楽になります。
    自分の自己肯定感もまだまだ低くて、自分も改善しなければいけないけど、
    まず、今日帰ったらいっぱいお話を聞いて、ハグをして
    子供の大好きなピザでも頼もうかと思います。

    話がぐちゃぐちゃになってしまいすみません。
    自分も大事にしないと子供も大事にできない。
    頭ではわかっているけど、何十年も自分を否定して生きてきた自分には
    自分を大事にする、という事がひどく難しいことに感じます。
    だけど、子供には自分と同じようになってほしくないので頑張ろうと再度思いました。
    読んでくださりありがとうございました。

    • 仁(jin) 仁(jin) より:

      ぴょんすさん、メッセージありがとうございます、仁です。
      返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。

      僕自身も父親から否定され続け、常にプレッシャーをかけ続けられながら育ちました。
      家の中でも常に緊張状態を保ち、「今日で人生が終わってくれればいいのに…」と心の中で願いながら生きてきました。
      そしてそれは大人になってからも、ずっと続きました。

      僕とぴょんすさんの育ってきた環境は全く同じではないかもしれませんが、ぴょんすさんの気持ちは痛いほどわかるつもりです。
      僕はこのブログで子育てについてもいろいろ話していますが、僕自身ももちろん最初から子育てが上手くいっていたわけではありませんし、今現在も試行錯誤の毎日です。
      未だに間違うこともたくさんあります。
      僕もぴょんすさんと同じです。

      完璧な人間なんてこの世に一人もいないし、完璧な子育てなんてものも、どこにも存在しません。
      人間は、必ず間違います。
      でも、それでいいと僕は思います。
      間違うから、立ち止って考えるようになる。失敗するから、知恵もつくし賢くもなれるし成長できる。

      それで、子育てにおいて僕自身が自分で決めている絶対のルールが1つあります。
      それは「自分が間違っていた時はきちんと非を認め、必ず子供に謝る」というものです。

      僕の父親もぴょんすさんのお母さんと同じく自分の考えが絶対という人で、自分の考えややっていることは絶対に正しく、何があっても非を認めない人でした。
      でも親だって人間ですし、絶対に正しいなんてわけないですよね。
      だから僕は子供が幼い頃から「お父さんたち大人だって完ぺきではないし間違う時もたくさんある。だからお父さんや大人の言うとこを鵜呑みにせず、何が正しいのかは自分の頭で判断するんだよ。」
      そして「お父さんが間違ってると思ったなら、遠慮せずに言うんだよ。必ず全て聞くから。」と子供に伝え続けています。

      そして子供の考えや発言に対しては、それがたとえ間違っていたとしても否定をしません。
      何を言っても、「うんうん、なるほどね。わかるよ。」と基本的にすべて肯定し子供の気持ちに100%共感します。
      ただ明らかに間違っていることを放置していてはもちろんいけないので、「そうだな。例えばお父さんだったら、その場合はこう考えるな。こんな判断をするかな。」
      といった具合に僕自身が正しいと思う考えを、あくまで”提案”という形で子供に伝えていきます。

      大人に比べて子供は知識の量も少ないし、経験値も絶対的に足りていません。
      でも人間としては対等な関係だと僕は考えています。
      知識も経験も無くても、人間としての価値そのものには上も下もない。
      同じこの世界に生きる対等な仲間という感覚で、僕は子供と接しています。
      もちろん子供の足りない部分があれば、親として全力でフォローはしますが。

      ちょっとコメントが長くなってしまいましたが、僕自身も子供が幼い時は自己否定ばかりを繰り返し、子育てもまるで思うようにはいきませんでした。
      「どうやったらうまく子育てできるんだろうか…」と試行錯誤を繰り返し、子育て本を読んで勉強したり、子供を観察し真剣に子供と向き合っていく内に、子供に気づかされることがたくさん見つかるようになっていきました。
      だから僕は、これまで子供を育ててきたのではなく、子供に育てられたと表現した方が実はしっくりくる。
      いや、僕に限らず多くの親がそうだと思います。
      子供が産まれたからといってすぐ親になれるのではなく、子育てを通じてだんだんと親らしくなっていく。
      子供と一緒に親として少しずつ成長していく、子供と一緒に人として成長していく。
      だから今現在子育てが上手くいかないからといって、焦る必要なんて全く無いと思います。
      未だに僕自身も失敗だらけだし、冷静さを失うこともよくありますから(苦笑)

      焦らずゆっくりと、子供と一緒に一歩一歩進んでいきましょう!
      仁より