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【革命前夜…】

チック症は遺伝?それとも育て方が原因?チックに長年苦しみ克服した僕の見解【子供のチック:3】

子供のチック症

この記事を読んでいるということは、あなたの子供、もしくは親戚など身近な子供がチック症、ということですよね?
特に自分の子供にチックの症状が現れてしまうと、とても不安になってしまうと思います。

「何でうちの子だけがチック症になってしまうのか?」
「何が原因でチック症になってしまったのか?」

その理由や原因を、いろいろ考えてしまうのではないかと思います。おそらくこのブログにたどり着くまでに、ネットなどでもいろいろ調べられたと思います。

ちなみに僕は医者でもないし、チック症に関する専門家でもありません。だからチック症に関して全般的な知識があるわけではありません。

ただ、僕には実体験があります。
僕は小学校の低学年頃にチック症の症状が現れました。
そしてそのほとんどが一過性であり自然に治ると言われているチック症が、大人になっても治まらず、30代後半まで苦しんできました。

そして長い間チック症と向き合い続けた結果、今では自分の意思でチック症をコントロールすることができるようになりました。

僕は専門家ではありませんし、知識も無いかもしれません。
だからこの病気の原因やメカニズムというのは、正直僕には分かりません。
ただ、知識としてではなく実体験として、この病気のことを僕は知っています。

僕の話は、あくまで僕個人の体験に基づくものであり、内容的に偏っているかもしれません。だからあくまで1つの個人的な意見として、受け止めて下さい。

では、僕なりに「なぜあなたの子供がチック症になったのか?」について、話していきます。

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チック症は遺伝?

チック症について調べていると、「チック症は遺伝する」と書かれていることがありますよね。

チック症というと、以前は対人関係や親子関係における心理的なことが主な原因だと言われてきました。でも近年では、親からの遺伝による可能性もあるのではないか?と考えられるようになり、遺伝による脳の機能障害という見方も一部ではされるようになってきました。

そもそもなぜ遺伝的な側面が注目されるようになったのかというと、実は重症のチック症(トゥレット症候群)を発症する家系があることが知られるようになったからです。

とは言っても、チック症はまだまだ研究段階であり、医学的にもよく分かっていません。遺伝の可能性があるかもしれないし、無いかもしれない。
いろいろ調べてみましたが、僕にもよく分かりません。

じゃあ僕自身はどうなのか?というと、僕に関して言えば、遺伝の可能性は限りなくゼロだと思います。

まず、父方・母方、両方の家系でチック症の人間は一人もいない。
チック症の人間を見たことももちろん無いし、聞いたこともこれまで一度もない。
僕の両親、伯父(叔父)や伯母(叔母)、祖父母、いとこやきょうだい、誰を見てもいない。

本当に僕だけなんです。

そしてこれまでの記事でも話していますが、チック症は「心のバランスを取るためのもの」であり、精神的に不安定になった時に起こる「自分を守るために心が発動させた救済処置」。

でも僕の一族は、父方・母方のどちらも、怖いぐらいに異常にメンタルが強い。みんな強い信念のようなものを常に持っており、精神的に不安定になることなんてほぼ無い。

つまり、心のバランスを取るためのチック症といったものを、必要としていない。
どう考えても僕のチック症は、遺伝とは思えない。

とは言っても、親子でチック症の人もいるし、きょうだいで同じようにチック症になっている人もいる。遺伝の可能性が全く無いか?と言われれば、ゼロとは言い切れない。

でもチック症というのは、子供の10人に1~2人は何らかのチックの症状が出ると言われています。だから偶然親子で症状が出たり、偶然きょうだい揃って症状が出ても、確率から考えれば驚くほど不思議なことではない。

親子やきょうだいで同じように症状が出たからといって、それを理由に「遺伝だ」と決めつけるのはあまりにも短絡的すぎるのではないでしょうか。
僕自身の経験から言って、この病気はそんなに単純なものではないと思います。

チック症は育て方が原因?

次に、昔はよく言われていた「チックは親の育て方が原因ではないか?」という考えですが、これも遺伝と同じで可能性はゼロではないと思います。

例えば僕は、幼い頃より父親から厳しく育てられてきました。
どんなに頑張っても、全く認めてもらえない。
どんなに結果を出しても、ダメ出しばかりされる。
まさに全否定。

今では父に感謝し尊敬もし、「この人の子供で良かった」と心から思っていますが、当時の僕には居場所がどこにも無かった。
精神状態は常に不安定で怯えた状態。
その日一日を乗り切るのが常に精一杯の毎日でした。

この、父の僕に対する育て方が当時の僕の心に及ぼした影響は、計り知れません。
父の育て方が僕のチックに全く影響していないか?と言えば、ゼロとは言い切れないと思います。父から自分を守るためにチックを発症した可能性は、あるかもしれません。

でも父は、僕だけでなく僕の兄や姉にも同じように厳しく接してきました。
いや、むしろ僕より姉に対しての方が厳しかったかもしれません。

では兄や姉が僕と同じようにチック症になったか?と言われれば、なっていません。同じように厳しく育てられても、兄や姉にはチックの症状は欠片も現れていません。

ということは、父の育て方と僕のチック症は関係ない、ということになってしまいます。

では、きょうだいの中でなぜ僕だけがチック症になったのか?
親の教育が直接的な原因でないとしたら、じゃあ発症の原因は何なのか?

僕がチックを発症した大きな原因、それは「僕自身の資質」ではないかと、僕は個人的に思っています。もちろん親の教育や育った環境なども関係すると思いますが、結局はその子の持つ資質(性格など)が様々な要因(教育・環境)から影響を受け、触発されて発症するのではないかと思います。

だから一概に、育て方が悪い、環境が悪い、とは言えない。

もしあなたが「自分の育て方が悪いから子供がチック症になった」と思っているのなら、決して自分を責めないでください。
確かに自分の教育方針について見直すというのは、大事なことです。でもそれは、子供がチック症などの精神疾患になったから見直さないといけない、ということではありません。
チック症であろうとなかろうと、他の精神疾患になっていようといまいと、親や教育者というのは常に自分の教育の仕方を振り返り、見直すべきです。

チック症だから教育方針を見直さないといけないわけでもなく、また育て方が悪いからチック症になるわけでもない。
子供の心はまだ未熟であり、まだ成長段階です。だから親がどんなに気を付けてあげても、心のバランスを崩してしまうことは必ず何度もある。

でもそうやって子供は成長していくもの。
たくさんの不安にぶつかり、その不安を乗り越えることによって精神的に成長していくもの。

そして親は子供が困難にぶつかった時、一番の味方になってあげることによって子供を安心させてあげ、必要であれば手助けし、子供が困難を乗り越えてくれることを信じ、見守ってあげる。

単に教育の仕方1つによって発症してしまうほど、この病気はそんな単純なものではないのです。

親である僕らがすべきこと

ということで、チック症の原因について僕なりの個人的な考えを話させてもらいました。

チックの発症原因は、遺伝とか、育て方とか、何か1つに原因を絞れるものではない。遺伝も、育て方も、育った環境や人間関係も、個人の資質も、あくまで数ある要因のたった1つにしか過ぎない。

特に、もし育て方が原因であるなら、チックを発症する子供の数はこんなものじゃないはず。チック症の子供はもっと増え、そしてもし遺伝するなら、そこら中チック症の人だらけになってしまう。

チック症というのは、様々な要素が複合的に絡み合い、影響し合い、そしてある条件が揃った時に発症するもの。僕ら親は、子供がチック症になったからといって自分を責める必要もないし、子供に出ている症状を無理にやめさせることもしてはならない。

これまでの記事でも話しましたがチック症とは、心がまだ成長段階にある子供が、周りの環境の変化に心の成長が追い付けず、不安定になった心のバランスを保つために行う「自分を守るための救済処置」。

それをやめさせれば、子供は自分の心のバランスを保つための術を失ってしまう。症状が治まるどころか、ますます悪化させてしまうことになる。

どうか、チック症も含めて子供の全てを受け止めてあげてください。
どんな症状が出ようが、常に親であるあなたが子供にとっての一番の味方になってあげてください。
特定できない原因を探すのではなく、子供の心に寄り添ってあげることこそが、一番の治療になると、僕は思っています。

 

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